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理学療法士の視点から見る、キックボクシングの運動効果

僕自身(ピアレスウルフ代表、阪本洋平)は格闘家としての活動と並行して、総合病院で理学療法士として8年間患者様のリハビリを担当し、人の身体について学んできました。

今回は理学療法士としての視点から見た、キックボクシングの運動効果について一緒に考えていきたいと思います。「キックボクシングが自分の身体にどのような影響を与えるのか?」これを頭の中で整理することでモチベーションは大きく上がると自分は考えています。

キックボクシングは、全身の筋肉をバランスよく鍛えることができる運動であり、理学療法士の視点から見ても多くの健康効果が期待できます。

今回は、プロ格闘家・そして理学療法士として特に皆様に知っていただきたいキックボクシングの運動効果を解説します。

1. 体幹の安定性向上

2. 柔軟性と可動域の向上

3. ストレス解消とメンタルヘルスの向上

4. 代謝アップによるダイエット効果

今回はそれぞれの効果について思います!

1. 体幹の安定性向上

キックやパンチの動作は、体幹(コア)の安定性を高めるのに非常に効果的です。体幹を安定させることで身体の土台が強くなり、さまざまな動作がスムーズになります。

特に、キックボクシングでは 回旋動作(体をひねる動き) を伴う動きが多く、以下のような筋肉を効果的に鍛えることができます。
腹斜筋(外腹斜筋・内腹斜筋) → 体をひねる動作をサポートし、キックやパンチの威力を増強
腹直筋 → 体幹の前後の安定性を保ち、姿勢を改善
脊柱起立筋 → 背骨を支え、正しい姿勢をキープ
腹横筋 → 体の軸を安定させ、スムーズな動きを可能に
これらの筋肉が強化されることで、以下のようなメリットが期待できます。

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姿勢の改善 → 体幹が安定することで、猫背や反り腰の改善につながる
腰痛の予防 → インナーマッスルがしっかり働くことで、腰椎への負担を軽減
スポーツパフォーマンスの向上 → しなやかな体幹がスムーズな動きをサポート
日常生活の動作がスムーズに → 立ち上がる・歩く・物を持ち上げるといった動作が楽に

2. 柔軟性と可動域の向上

特に注目して頂きたいのは、股関節と肩甲骨周囲の柔軟性を向上させることができる点です。

股関節の可動域向上

キックボクシングでは、前蹴り(前方へのキック)、回し蹴り(横方向へのキック)、膝蹴り(膝を持ち上げる動作)など、多様な蹴り技があります。これらの動作を繰り返すことで、股関節周囲の柔軟性が向上し、以下のような効果が期待できます。
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姿勢の改善 → 股関節が硬いと骨盤が後傾(後ろに倒れること)しやすくなるが、柔軟性が向上すると正しい骨盤の位置(中間位)を保ちやすくなります。
腰痛予防 → 腰椎と股関節は連動して動き、非常に関係性が高いものです。股関節の動きが改善されることで、腰への負担が軽減されるます。

肩甲骨・肩関節の可動性向上


パンチ動作では、肩関節はもちろん、肩甲骨の動きも大きく関わります。特にストレートパンチやフックでは、肩甲骨を寄せる(内転)・広げる(外転)動作が頻繁に行われるため、肩甲骨の動きがスムーズになり、上半身の可動域が広がります。これにより、以下のような効果が期待できます。

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肩こりの改善 → 肩甲骨の可動性が上がることで、肩周りの血流が促進される。
猫背の改善 → 胸を張る動作が増えることで、巻き肩や猫背の解消につながる。
四十肩・五十肩の予防 → 肩関節を大きく動かすことで、関節の可動域が維持され、肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)の予防につながる。

※キックボクシングは、股関節・肩関節といった複数の関節の柔軟性を向上させる効果があり、可動域が広がることで日常生活の動作がスムーズになります。さらに、肩こりや腰痛の予防にもつながるため、運動習慣の一環として取り入れるのに適しています

3.ストレス解消とメンタルヘルスの向上

キックボクシングは単なる運動ではなく、心の健康にも大きなメリットをもたらします。ストレス発散やメンタルヘルスの向上にどのように役立つのか、詳しく解説します。

ストレスホルモンの減少とリラックス効果
運動をすると、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が抑えられます。特に、キックボクシングのような全身を使う運動は、筋肉の緊張を解きほぐし、心身のリラックスにつながります。
日常のイライラやモヤモヤを発散し、気持ちがスッキリ!

✅幸せホルモンの分泌促進
キックボクシングをすると、エンドルフィンセロトニンといったホルモンが分泌され、気分が高まりやすくなります。これにより、ストレスが軽減され、幸福感が増します。
気分が前向きになり、ストレスに強くなる!

✅交感神経と副交感神経のバランス調整
現代人は交感神経が優位になりやすく、リラックスしにくい傾向があります。キックボクシングのような運動を行うと、運動後に副交感神経が優位になり、リラックスしやすくなります。
自律神経が整い、睡眠の質も向上!

※キックボクシングは、ストレスホルモンを減らし、幸せホルモンを増やし、心と体のバランスを整えてくれる最高の運動です。忙しい日々の中で、気軽にリフレッシュできる習慣として取り入れるのもおすすめです!

4.代謝アップによるダイエット効果

キックボクシングは全身の筋肉にバランスよく負荷をかけることができ、素晴らしいダイエット効果を持つ運動です。今回は生理学の観点からもその理由を考えていきたいと思います!

キックボクシングが代謝をアップさせる理由


✅筋肉量の増加 → 基礎代謝アップ
キックボクシングでは、蹴り・パンチ・ステップなど全身の筋肉を使うため、特に下半身・体幹・肩周りの筋肉が鍛えられます。筋肉は脂肪よりもエネルギー消費が多いため、筋肉量が増えると基礎代謝が上がり、運動している時間以外でもエネルギーの消費量UP!痩せやすい身体づくりが可能です!

✅高強度インターバルトレーニング(HIIT)効果 → 脂肪燃焼促進
キックボクシングは高強度の運動と短い休憩を繰り返すため、「HIIT(高強度インターバルトレーニング)」の効果が得られます。これにより、運動後も代謝が高い状態が続くアフターバーン効果(EPOC)が発生し、脂肪燃焼が長時間持続します。
「運動後もカロリーを消費し続ける体」に!

✅心肺機能の向上 → 効率的な脂肪燃焼
キックボクシングは、有酸素運動と無酸素運動を組み合わせた運動です。
有酸素運動:脂肪を燃焼し、持久力アップ
無酸素運動:筋力を向上させ、基礎代謝アップ
これにより、心肺機能が強化され、運動時のエネルギー消費が効率的になり、長時間の運動でも脂肪を燃焼しやすい体になります。
「効率的に脂肪を燃やせる体」に!

キックボクシングでダイエットを成功させるポイント
1. 継続が大事!週2~3回のトレーニングがおすすめ
運動は継続しないと代謝アップの効果が持続しません。週2~3回、1回45~60分程度のキックボクシングを続けることで、代謝の高い体をキープできます。

※キックボクシングは、筋肉を増やし、代謝をアップさせ、脂肪を効率的に燃焼できる「痩せやすい体づくり」を目指すうえで非常に優れた運動です。継続することで、単なるダイエットだけでなく、リバウンドしにくい健康的な体を手に入れることができます。

まとめ

キックボクシングは体幹強化で姿勢改善や腰痛予防代謝アップで脂肪燃焼が促進など、身体への様々な運動効果を期待することができ、さらにストレス発散にも効果的!皆様もピアレスウルフで楽しく動いて、一緒に健康的で美しい体を目指しましょう!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

ジムへのご質問、お問い合わせは公式lineからもお待ちしています。
お気軽にお問い合わせください。



記事の執筆者
阪本洋平(ピアレスウルフ代表)

理学療法士
総合格闘家/初代GRACHANライト級チャンピオン/第二代GRACHANフェザー級チャンピオン
パーソナルトレーナー

経歴
琉球大学理学部海洋自然科学科生物系卒業。
琉球大学在学時代から総合格闘技のプロ選手として活動を開始。
その後自らの怪我や痛みの原因を知るため、茨城県立医療大学保健医療学部理学療法学科に入学。
在学中も選手としての活動を継続する。
卒業後は理学療法士として茨城県内の総合病院に勤務する傍ら、初代GRACHANライト級チャンピオン(2016年)第2代GRACHANフェザー級チャンピオン(2017年)を獲得。
2023年4月、つくば市松代にキックボクシング・ブラジリアン柔術・総合格闘技ジム「ピアレスウルフ」パーソナルトレーニングジム「ピアレスウルフパーソナル」をオープン


阪本典子(スペシャルアドバイザー)

医学博士
大阪市立大学 医学研究科解剖学 博士課程修了
九州栄養福祉大学 名誉教授
九州栄養福祉大学 食物栄養学部 食物栄養学科 教授
近畿大学医学部 学内講

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